桑山豊章
デザイナー桑山豊章
京都デニムを作った理由とは

そして今後の京都デニムのあり方とは

どこから何を話したら良いのかわかりませんが、ふと思いつくことを断片的にでも語ろうと思います。

20歳の時に大学を中退し仕事し始めて
時が経ち(この部分は私的でもあり長い文章なので省略
人は人生の終わりまでになにがの残せて、何が出来るのか考えていくようになり
自分のためではなく人のためになるような事をしたいと強く思いました。
そして
自分のみじかな職人や伝統の技を継承する活動する事を考えました。

着物屋をやめてそして桑山商店を廃業、今まで先代の先祖が商いとしてきた着物の本物の技術、手仕事の想いを継承そして着物という形にこだわらず少しでも多くの人に知ってもらうことをしようと活動を始めようと
それが今の京都デニムです。。

形が変わろうと技術が継承されればそれもまた伝統工芸であると信じて、伝統工芸は形ではなく我々先祖が長い年月をかけてあみだした技術でありその技術が生活に使用されてこそ本来の技術の役割が光を放つのではないかと思い。

それから着物の使用される技術をいろいろなものに施す実験を試みました
洋服のあらゆる生地に施しました、それは意外に容易なことでした、なぜ容易なことというともと、もともと友禅染めとは何でも意外に生地に施せる技術だからです。

いろいろ試す中 奈良の正倉院の宝物の生地を見に行く機会があり、はたと気づきました。
その時間が経っても美しい生地に、素材に、その当時はもっともっと鮮やかな赤であったはずが1000年以上のときを経ても今の感性に寄り添うような赤でありました。
伝統工芸とは時を経てもなおその時代の美しさが保てるものであることにも重要なことだと、着物が孫の代まで引き継いでも想いも形も技術も色あせないように。もし着物以外にその素材が、経年変化が美しさをもつ素材とは考えた時に今の生活の中ではデニム素材ではないかと気づきました。それからデニム素材に友禅染めを施すことを試しましたがとても難しかったです。
何が難しいかというと元々染まっているそしてロープ染色という特殊な染色方法で染めているのでまずは、色を入れるのにいちど柄として藍色を抜かないといけないことから始まります。簡単に言うと漂泊の知識ですが、着物でも紋抜きなどで使われた技術ですが、それはどのような染料で染めてるか知っているからできることで、デニムのように綿花の質も太さも藍染の質も毎回違うところを柄に色をぬくのは非常に難しい行程でした。しかし何年か実験研究すればできるようになり、その白く柄に色を抜いたところに染料で友禅染めを施すことができるようにもなりました。
これでやっとA4ぐらいの大きさの京都デニムの生地の出来上がりです。
京都デニムとはデニム生地に京都の着物に使う染色技法をほどこした生地のことを私は京都デニムと呼んでいます。

そして京都デニムの目標は
京都デニムをとうして京都の産業化活性と着物の染織後継者育成に少しでも役立てば良いと思います。
京都に限らず染色を試みて感性を磨き染色を学んだ大学生などが次世代の産業として働ける場にいつかなれば良いなと、時代のみが答えを知っているとは思いますが、願いは込めて活動したいです。
日本の染色の芸術性を工業の中にも見つけられたり、先人たちが作り上げてきた日本の芸術を大切にして伝えられるといいなと思っています。

京都デニムは生地だけでなく事柄も大切にしたいと思います。
それはなにか、
ひと昔と今は生活スタイルも変わりスクラップ&ビルド(使い捨て)の時代からリサイクル文化へと変り、これからは自分らしさの世の中になっていきます
良いものを大切に使い続ける日本人の根底にある心を大切に、技術と物の関係を見直しことも京都デニムの活動の一つだとい考えています。例えば使い古した思い入れのあるデニム生地に友禅染を施したり、祖母からもらった色あせたデニムや洋服を染め直したりと、物を生み出すと同時に古くの先祖が残してくれた想いを大切をまた違う形で引き継げるように染色や着物の技術も使いそれをとりまく事柄も大切にすることが京都デニムではまた大切だと思います。

京都デニムのデザイン性について
京都デニムのこれから

続きはぼちぼち書いていきます